さて、今回は当社で人事コンサルタントとして、私と一緒に働いて頂ける方を募集したいと考えています。もしご関心をお持ちの方は以下をお読みいただき、是非エントリーをお願いします。それでは多くのお問い合わせを頂くことを楽しみにしています。

●人事労務部門の人員構成
　さて、その中での人事労務部門ですが当社の総合化戦略の中で、もっとも早く設立された部門の１つであり、今年で部門設立39年になります。4月1日時点での職員数は22名（正社員18名・アシスタント4名／うち社労士資格者10名）、現在労務ドットコムでご案内をしております「人事評価制度構築」実践講座の講師を務める小山邦彦が部門を統括する担当役員、そして私（大津章敬）がマネージャーを務めております。ちなみに男女比は男性が8名、女性が14名という当社の中でも女性比率が高い部門の１つとして挙げることができるでしょう。

●人事労務部門の業務
　業務としては大きく分けると以下の２つに分類することができます。
1)人事コンサルティング部門
　人事コンサルティング部門には大きく２つの機能があります。１つは企業の人事労務管理の環境整備を行うコンサルティング業務。拙著「強い会社を作る人事賃金制度改革」で取り上げたような人事制度の構築がその代表となるでしょう。クライアントの従業員規模は100名〜1,000名までが中心、対象地域は全国ですので、当社の中でももっとも出張が多い部門の１つです。隔週程度のペースでお客様を訪問し、その場で人事制度の課題の抽出、対策の立案など、具体的な人事制度の設計を行っていきます。なお当社では専任の営業職は置かず、原則としてコンサルタント自らが受注活動からコンサルティングまでを一貫して行う体制を採用しています。(なお当社の人事コンサルにおいては、こちらからの積極的な営業活動は基本的に行わず、まずはセミナーや出版などで情報提供を行い、そこからの問い合わせに対して、最適なソリューションを提示することで受注を進める「農耕型」営業になります。)その他、この人事コンサルティング機能としては、就業規則整備といった労務環境整備の業務も含んでいます。最近の人事制度構築においては労働時間制度の適正化などの課題が密接に関連しているため、労働法に関する知識が求められる場面は多いでしょう。

　そしてもう１つの機能が、人事労務に関する新サービスの開発となります。例えばいまご覧頂いている労務ドットコムの運営も担当しておりますし、その他各種セミナーの企画・運営や労務監査・コンプライアンスコールといった新サービスの開発も担当しています。

2)社会保険労務士／アウトソーシング部門
　社会保険労務士／アウトソーシング部門では約500件のお客様とご契約を頂き、社会保険や労働保険の諸手続き、給与計算などの業務を提供しています。最近の傾向としては従業員数が数百名といった規模のお客様の給与計算アウトソーシングの業務が増加しています。

●こんな仕事を一緒にしていただきたいと考えています
　もしみなさんが当社人事コンサルティング部門に入社された場合の業務イメージについてお話しましょう。所属は株式会社名南経営　人事労務部人事コンサルティング部門となり、もっぱら中小中堅企業の人事労務管理体制の整備、人事関連サービスの開発に携わって頂きます。なお、教育および弊社業務内容の理解のために、入社後しばらくは小山や私など、弊社コンサルタントへの同行を徹底的にして頂く予定をしております。

●求める人材像[総論]
　今回の募集にあたり、どのような人材を求めるのかを見直してみました。以下のことは現状ですべて満たしている必要は当然ありませんが、入社後にはそれが期待されるという風にご理解いただければと思います。

　まず当社で一緒に働いていただきたい人材の一番の基本要件は「しっかりと自分の頭でなにをすべきか考え、自立的に動くことができること」であると考えています。人事コンサルや社労士としての過去の実務経験はそれほど重視していません。例えば過去に10年間の経験があったとしても、その経験で残りの職業人生をまっとうできるというような時代ではありません。目まぐるしく変わる環境を前に、必要な能力を自ら棚卸し、それを集中して習得することで環境に適応する力(行動様式)をもっとも重視しています。ちなみに今年の新卒採用セミナーで弊社社長の影山は以下の２点を力説していたそうですが、正に当社の求める人材像を的確に表現していると思います。

　このような特性があるので、同じような傾向の方には同志が多い、良い職場となるはずです。一方、タイプが違う方の場合には、このように熱いメンバーが多いので、疲れてしまうかも知れません。また業務の面から見ると、以下のようなことが言えるでしょう。
□セミナーの講師などを務める機会が多いので、人前で話すのが嫌いな方には向きません。
□手近なところでは労務ドットコムブログ、最終的には専門誌や単行本の執筆を行いますので、文章を書くことが嫌いな方も向きません。
□当社の人事コンサルティングは現場にパソコンを持ち込んで、プロジェクターで画面を共有しながら、その場で各種のシミュレーションを作成し、リアルタイムで制度設計を実施していきます。よってWord・Excelを中心としたパソコンを活用するスキルが求められます。
□労務ドットコムなどの各種websiteの運営を行っていますので、htmlなどの知識が要求される場合があります。（それほど難しいことではないので、勉強すれば十分身につきます。）
□これは名南経営全体の社風ですが、自分で積極的に手を挙げるメンバーにはどんどんチャンスが与えられます。事実、私（大津）が現在、名南経営にいる大きな理由の１つはこの環境にあります。このように基本的には個人の仕事のスタイルや積極性を尊重する方針ですので、逆に仕事をするにあたって、具体的な指示が欲しいというタイプの方は向かないかも知れません。

●福利厚生等
□福利厚生等は以下のようになっています。
　昇給年1回、各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、交通費全額支給、財形貯蓄、研修（社内・社外・海外）、厚生会、リゾートホテル会員利用（エクシブ琵琶湖　他）、社員旅行(年2回)、クラブ活動（野球・テニス・ゴルフ・アウトドア他）
□今回は全国からの応募をお待ちしておりますが、住宅に関する補助はありません。

●休日休暇
□全社カレンダーとしては、週休2日制（土日祝日）、夏季・年末年始休暇となっています。
□しかしコンサルタントという仕事柄、常に完全週休2日・定時終業という訳にはなかなかいきません。また年末から春先の業務繁忙時などにはどうしても労働時間が長くなる傾向(社員の健康管理のため、夜10時以降の残業は禁止されています。よって深夜残業はありません)があります。もっとも基本的には自らの業務段取りによって、勤務時間には比較的融通を利かせることができますので、メリハリのある勤務をして頂ければ良いと思います。（ちなみに私個人の例を挙げれば、毎週のように土曜日出勤が続くこともありますが、昨年8月には1週間の連続休暇を取得し、海外旅行に出掛けたりもしています。）
□マネージャーの立場としては「働くときは徹底的に働く。しかし、意識的に休暇や遊びの予定を手帳に書き込んで、休むときは徹底的に休んで欲しい」と考えています。やはり趣味など、プライベートの時間が充実してこそ、良い仕事ができると思います。

●勤務地
□勤務地は名古屋市熱田区となります。
□当社ではかつて基本的に転勤はありませんでしたが、今後は転勤の可能性があります。

●入社時期
□入社時期は基本的には早目を希望していますが、現在、在職中の方の応募が中心になると思いますので、この点については相談に応じます。

●その他会社概要
□その他、名南経営の会社概要等については弊社ホームページmeinan.netをご覧下さい。