Bbs Wforum Cgi に何も見つかりません

25年卒大学生 企業選択のポイント「待遇面(給与、休暇制度含む)が良い」が最多

 先日(2024年3月8日)マイナビより「マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査」の結果が公表されました。この調査は、3月1日から同月3日までの間に、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(1,200名)を対象に実施されたものです。今回はこの調査の中から、主要な項目について見ていきましょう。

(1)3月初頭の内々定率は34.3%で昨年比大幅増(16.3pt増)

  • 25年卒学生の3月1~3日時点での内々定率は前年比16.2pt増の34.3%
    インターンシップの定義改正の影響もあり、一部では3月より前に内々定出しが行われた模様。

(2)内々定を保有したまま就職活動を継続する学生は前年比減の71.6%(前年比6.2pt減)

  • 依然として7割を超える学生が就職活動を継続すると回答しており、3月以降が就職活動本番であるといえる。

(3)企業選択のポイントは「待遇面が良い」が最多、昨年1位の「社風・社員がよさそう」を逆転。

  • 企業を選択するポイント(前年比)
     22.8% 待遇面:給与、休日休暇制度含む がよい(△4.5pt)
     22.6% 社風や働く社員がよい・よさそう(▼6.1%)
     19.3% 安定性がある(△0.3%)
     10.5% 福利厚生が充実している(▼0.9pt)
     10.0% 社会貢献性がある(▼0.7pt)

 昨年までの調査では「社風や働く社員が良い・良さそう」の項目が、2位以下に10ptほどの差をつけ1位でしたが、今年になり、待遇面への注目が高まっている様子が明らかになりました。

 また、待遇面を重視する理由として「残業はできるだけしたくない、するとしても残業分の給料はすべて出る(みなし残業や固定残業による給与体制は避けたい)」といったような、長時間労働を嫌い、ワークライフバランスを重要視することで、無理なく長く働きたいという意見が見られたということです。

 実際に企業側からは「初任給の額を気にして内定を辞退された」という声も聞かれており、今回の調査の結果と、現場での実感が一致している採用担当者も少なくないのではないと思われます。報道や各種調査によれば、初任給の引き上げ等が多くの企業で検討されている様子ですが、採用活動における競合先の動向をおさえること、また基本給だけでなく各種手当も含めた設計の工夫が必要となってくるでしょう。


参考リンク
マイナビ「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (3月1日)」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240308_71667/

(菊地利永子)

育児休業、産後パパ育休や介護休業をする方を経済的に支援します(2024年1月版)

タイトル:育児休業、産後パパ育休や介護休業をする方を経済的に支援します(2024年1月版)
発行者:厚生労働省
発行時期:2024年1月
ページ数:12ページ
概要:育児休業、産後パパ育休(出生時育児休業)や介護休業をする方への経済的支援について、とりまとめて紹介することを目的としたリーフレット

Downloadはこちらから(733KB)
https://roumu.com/pdf/2024031961.pdf


参考リンク
厚生労働省「育児休業、産後パパ育休や介護休業をする方を経済的に支援します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000103533_00002.html


(海田祐美子)

そのときのために、知っておこう。介護休業制度

タイトル:そのときのために、知っておこう。介護休業制度
発行者:厚生労働省
発行時期:2024年1月
ページ数:2ページ
概要:介護休業制度のポイントをわかりやすく紹介したリーフレット。令和4年(2022年)4月1日以降の有期契約労働者の介護休業取得要件緩和についても紹介されている。

Downloadはこちらから(1.6MB)
https://roumu.com/pdf/2024031861.pdf


参考リンク
厚生労働省「介護休業制度のリーフレット」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000103533_00003.html

(海田祐美子)

2024年春闘第1回回答集計は33年振りに5%を超える歴史的内容に

 2024年3月14日の春闘集中回答日は、軒並み満額回答という歴史的な1日となりました。連合では、3月15日午前10時時点で、2024春季生活闘争の第1回回答集計を行い、その結果を公表しました。以下ではその内容を見ていきましょう。

  1. 平均賃金方式で回答がなされた771組合の加重平均は16,469円・5.28%(昨年同時期比4,625円増・1.48ポイント増)となった。1991年(5.66%)以来33年ぶりに5%を超えている。
  2. 賃上げ分が明確にわかる654組合の賃上げ分は11,507円・3.70%(同4,600円増・1.37ポイント増)で、賃上げ分が明確にわかる組合の集計を開始した2015闘争以降、最も高くなった。
  3. 771組合のうち、300人未満の中小組合358組合の加重平均は11,912円・4.42%(同2,886 円増・0.97 ポイント増)、うち賃上げ分が明確にわかる268組合の賃上げ分は8,388 円・2.98%(同2,664円増・0.86ポイント増)となった。
  4. 有期・短時間・契約等労働者の賃上げ額は、加重平均で、時給71.10円(同9.37円増)・月給15,422円(同4,824円増)と、昨年同時期を大幅に上回った。引上げ率(概算)は時給6.47%・月給 6.75%で、いずれも一般組合員(平均賃金方式)を上回っている。

 連合は「交渉に真摯に応じ社会の期待に沿った回答を決断した経営側にも敬意を表する」とのコメントも出しており、今回の春闘がこれまでの流れを完全に変える内容であったことがよく分かります。あとはこの流れが、業績面で余裕があるとは言えない中小企業にどこまで波及するのかが注目されます。


参考リンク
連合「2024 春季生活闘争 第1回回答集計結果(2024/3/15)」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2024/yokyu_kaito/kaito/press_no1.pdf
連合「2024年春闘」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/index2024.html

(大津章敬)

顧客から「涙を流して」喜ばれる社労士事務所の仕事術

 

社労士探究会セミナー 第98回
顧客から「涙を流して」喜ばれる
社労士事務所の仕事術

 

 

 

 


 今回の社労士探究会は、大阪から労務管理事務所フォージョウハーフ代表の日比野大輔先生をお迎えして開催します。日比野先生には2021年10月に開催した【第76回】勉強会にも「元「戦う社労士」が気がついた!社長と社員が一緒に幸せになる仕事の進め方」というテーマで登壇いただいていますが、このときはコロナ禍であったためにオンラインでの開催となりました。今回、満を持してのリアル開催となります。
 会社員経験もない中、27歳で開業し、その後、労働トラブルのプロとして活躍された日比野先生。しかし、その仕事のスタイルについて悩み抜いた末に辿り着いたのが、現在の理念によるワークデザインを提案する仕事でした。今回の社労士探究会では、日比野先生が苦悩の末に辿り着いた、顧客から「涙を流して」喜ばれる社労士事務所の仕事術、社会を良くすることを事業とするコンサル型社労士の仕事についてお話しいただきます。


<講師>
日比野大輔氏
労務管理事務所フォージョウハーフ 代表

<セミナーのポイント>
(1)映画館で実施される就業規則の説明会
(2)家族が泣き崩れたベテラン社員の最終出社日
(3)育児の苦労を幸せに変える出産手当金
(4)問題社員の親御さんから感謝の電話が入った離職票の作成

<開催会場・日時>
(1)会場開催(名古屋)
2024年4月19日(金) 18:30~20:00

(2)録画配信
4月下旬配信開始予定


[詳細およびお申込み]
以下よりお願いします。
https://srtqk.com/seminarlist/98

ご存じですか?育児と家庭の両立に関する制度等のご案内

タイトル:ご存じですか?育児と家庭の両立に関する制度等のご案内
発行者:厚生労働省
発行時期:2024年1月
ページ数:2ページ
概要:労働者や求職者・学生に向けた、仕事と育児の両立支援制度を案内したリーフレット。産後パパ育休、くるみんマーク、雇用環境・均等部(室)、両立支援のひろばを紹介している。

Downloadはこちらから(1.1MB)
https://roumu.com/pdf/2024031561.pdf


参考リンク
厚生労働省「育児休業制度のリーフレット」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000103533_00007.html

(海田祐美子)

初任給引き上げを行う予定の企業が47.2%に

 新卒採用環境の激化、物価上昇等によるベースアップなどから初任給の上昇が続いています。今春の初任給調査を見ると、大卒初任給は産労総合研究所の調査で218,324円(前年比+6,026円)、労務行政研究所の東証プライム上場企業を対象とした調査では225,686円(前年比+6,825円)と、既に22万円台の勝負となっています。

 今後、初任給はどのように推移していくのでしょうか。今回は、昨日の記事でも取り上げたマイナビの「2025年卒企業新卒採用予定調査」の中から、企業の初任給の引き上げ意向について見ていきましょう。以下がその調査結果。なお、( )内は上場企業の回答となっています。
34.5%(49.3%) 現時点で既に引き上げており、更に引き上げを行う予定
8.2%(4.9%) これまでは行っていなかったが、25年卒入社の社員も対象となる前提で引き上げを行う予定
4.5%(3.7%) これまでは行っていなかったが、2024年以内に引き上げを行う予定
27.7%(22.8%) 現時点で既に引き上げており、今後行う予定はない
2.3%(4.3%) もともと高いので引き上げる予定はない
7.3%(3.2%) 現実的に難しいので引き上げる予定はない
13.5%(9.7%) これまでは行っていなかったが、引き上げの必要性を感じている
2.0%(2.1%) 引上げの必要性を感じていない

 このように初任給の引き上げを行うという回答(上位3項目の合計)は47.2%、上場企業に限れば57.9%にもなることが分かりました。現実、企業の相談に対応していても初任給の引き上げの話はほぼ必ずと言っても出て来る状況であり、それを受けた賃金カーブの見直しも多くなっています。
 
 ちなみに高卒初任給は最低賃金の継続的な引き上げにより、最低賃金割れのリスクも高まっており、必然的に上昇していくことになります。新卒採用は非常に厳しい状況を迎えていますが、競合する企業の初任給の状況なども確認しながら、採用競争力を維持するような設定が求められます。 


関連記事
2024年3月12日「76.6%の企業が25年卒の新卒採用は「厳しくなる」と予想」
https://roumu.com/archives/121163.html

参考リンク
マイナビ「2025年卒企業新卒採用予定調査(2024/2/26)」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240226_70910/
産労総合研究所「2023年度 決定初任給調査」
https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/chinginseido/shoninkyu/pr2307.html
労務行政研究所「2023年度 新入社員の初任給調査」
https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000084904.pdf

(大津章敬)

キャリアアップ助成金 社会保険適用時処遇改善コース(2024年3月版)

タイトル:キャリアアップ助成金 社会保険適用時処遇改善コース(2024年3月版)
発行者:厚生労働省
発行時期:2024年3月
ページ数:20ページ
概要:年収の壁対策として2023年10月から始まった、キャリアアップ助成金「社会保険適用時処遇改善コース」の制度概要や対象者、申請方法、活用モデル等を詳しく説明したリーフレット

Downloadはこちらから(2.9MB)
https://roumu.com/pdf/2024031562.pdf



参考リンク
厚生労働省「キャリアアップ助成金」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html

(海田祐美子)

事業主の方へ キャリアアップ助成金のご案内 (令和6年度予定版)

タイトル:事業主の方へ キャリアアップ助成金のご案内 (令和6年度予定版)
発行者:厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク
発行時期:2024年3月
ページ数:2ページ
概要:キャリアアップ助成金制度の概要および助成額がまとめられたリーフレットの令和6年度予定版

Downloadはこちらから(593KB)
https://roumu.com/pdf/2024031462.pdf


参考リンク
厚生労働省「キャリアアップ助成金」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html

(海田祐美子)

高度プロフェッショナル制度 わかりやすい解説(2023年11月版)

タイトル:高度プロフェッショナル制度 わかりやすい解説(2023年11月版)
発行者:厚生労働省
発行時期:2023年11月
ページ数:32ページ
概要:高度プロフェッショナル制度について、概要および導入の流れを説明したパンフレット

Downloadはこちらから(6.1MB)
https://roumu.com/pdf/2024031463.pdf


参考リンク
厚生労働省「高度プロフェッショナル制度の概要」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/202311.html

(海田祐美子)