6.労働契約の留意点

 最近、従業員との労働契約があいまい(契約書類等きちんと作成してい
ない)なことをついて、不当解雇を訴え、恐喝まがいでお金を要求すると
いった事件が発生しています。こうした事件に巻き込まれないためにも、
労働契約書等の整備が重要になります。
【労働契約とはどんなものか?】
  ・労働契約は、労働者と使用者間の権利と義務を取り決めたものです。
  ・会社が社員を採用するにあたっては、面接で労働条件を提示し、入
   社を希望する人との話し合いによって労働条件を決定します。
  ・労働契約はこの両者の合意によって、使用者と労働者との労働関係
   が生まれるとともに、労働契約が成立します。
  ・この労働契約は、口頭でも文書でもかまいません。しかし、口約束
   は後々トラブルの原因になりかねませんから、労働契約書や雇用契
   約書など文書によって双方の権利義務を明確にしておくことが必要
   になります。
  ・一般的に正社員を採用する場合には、雇用期間を定めないで契約す
   る場合が殆どです。もし雇用期間を限定する場合は1年以内の契約
   に限られ、1年を超える労働契約は無効とされます。
 
【契約期間の制限】
 雇用期間を設定しない終身雇用が一般的に行われていますが、労働契約
を結ぶ際に雇用期間を定める場合は、原則1年以内の期間としなければな
りません。
 
【労働契約には労働条件の明示が必要】
 労働基準法では、労働契約を結ぶ際には就業の場所、労働時間、賃金等
労働条件を明示するよう定められています。

       

mailto:ec595@ecall.co.jp大津章敬