平成10年夏季における連続休暇の実施予定状況調査結果
Updated on 6/15/98

 この度、労働省では全国の事業場1,330社を対象として、平成10年の夏季における連続休暇の実施予定状況調査を実施し、その結果を取りまとめた。概要は次のとおりである。

 労働省では、従来より労働時間短縮対策の一環として、連続休暇の普及・拡大を推進しているが、特に夏季については、暑さのため疲労しやすく、十分な休養が必要であること、学校も休みであり、家族とのふれあいや健康づくり、さらには、自己啓発の機会となることなどから、「ほっとウィーク」をキャッチフレーズに、7日以上の連続した休暇の実施を、また、既に7日程度の連続した休暇を実施している企業にあっては、通算10日程度の連続した休暇の実施を目指し、その普及促進に努めているところである。

 本年度においても、「大きな夏休みで、自分にいいこと。」と連続休暇の取得をうたったポスター、リーフレットを作成・配布するなど、広報・啓発活動を行うこととしている。

1 対象
 事業場規模が、製造業にあっては100人以上、非製造業にあっては30人以上の全国の事業場から抽出した1,180社と、東証第一部上場企業の東京に所在する本社から抽出した150社の合計1,330社(製造業685社、非製造業645社)を対象にして、アンケート調査を行った。調査回答事業場は1,125社(製造業572社、非製造業553社)であった。

2 夏季における連続休暇の定義
 7月1日から8月31日までの調査対象期間中における連続した3日以上の休日・休暇を連続休暇とした。また、調査対象期間中に、3日以上連続した休日・休暇を2回以上実施する場合は、その合計日数を連続休暇日数とした。

3 調査結果の概要
1)連続休暇実施予定事業場は81.7%
 連続休暇実施予定事業場は919社で、調査回答事業場全体の81.7%となっており、製造業では93.2%とほとんどの事業場が連続休暇の実施を予定している。
2)平均連続休暇日数は8.5日、昨年を0.2日下回る
 連続休暇実施予定事業場の平均連続休暇日数は8.5日であり、昨年(8.7日)に比べ0.2日下回った。その内訳は、製造業が9.4日(昨年9.6日)、非製造業が7.3日(昨年7.6日)となっている。また、分割されない連続休暇の平均日数では、全体では6.2日(昨年6.5日)となっており、製造業が6.7日と非製造業の5.6日を1.1日上回っている。
3)6割を超える事業場が7日間以上、約3割の事業場が10日間以上の休暇を予定
 7日間以上の連続休暇を実施する予定の事業場は583社で、連続休暇実施予定事業場の63.4%(昨年681社、74.1%)となっている。また、10日間以上の連続休暇を実施する予定の事業場は261社で、28.4%(昨年305社、33.2%)となっている。また、分割されない連続休暇を日数ごとにみると、9日間(20.5%)、4日間(20.1%)、5日間(18.2%)の順となっている。
4)最も長い連続休暇は21日
 最も長い連続休暇の日数は21日で、2社が予定している。
5)連続休暇の実施時期は8月中旬に集中
 連続休暇の実施時期は、8月中旬に特に集中しており、連続休暇実施予定事業場の80.1%(製造業85.2%、非製造業73.1%)が実施を予定している。次いで、7月の中旬が、49.9%となっている。
6)3割の事業場が年次有給休暇の計画的付与制度を活用
 年次有給休暇を計画的に付与し連続休暇を実施する予定の事業場は30.0%であり、その平均年次有給休暇日数は3.3日と昨年(3.4日)とほぼ同じである。
7)連続休暇日数が増加した事業場は95社、減少した事業場は201社
 連続休暇日数が昨年より増加した事業場は95社、昨年より減少した事業場は201社となっているが、日数の増減理由を「暦の関係」(連続休暇日数が各年の曜日の違いにより異なること。)とするものが、日数が増加した事業場で81社(85.3%)、日数が減少した事業場では170社(84.6%)と、いずれも主要なものとなっている。