平成12年上半期雇用動向調査結果速報
〜労働省〜
Updated on 12/12/2000

調査の概要
1 この調査は、事業所における常用労働者の移動状況等を把握し、我が国の労働市場の動向を明らかにすることを目的として、毎年上半期(1月〜6月)及び下半期(7月〜12月)に分けて実施している。今回平成12年上半期分の概要を取りまとめた。
2 調査対象は、日本標準産業分類による9大産業 [ 鉱業、建設業、製造業、電気・ガス ・熱供給・水道業、運輸・通信業、卸売・小売業,飲食店、金融・保険業、不動産業、サービス業(教育等を除く)]に属する常用労働者5人以上を雇用する事業所から抽出した約1万4千事業所(有効回答率82%)及び同事業所における平成12年上半期の入職者・離職者から抽出した入職者約6万5千人、離職者約6万人である。
3 主な用語の説明

調査結果の概要
1 労働移動の状況
  −労働移動はやや活発に−

1)平成12年上半期の延べ労働移動者は約718万人(前年同期約696万人)、入職者約362万人(同約353万人)、離職者約356万人(同約343万人)で、延べ労働移動率は17.3%(同16.8%)と、やや活発になった。入職率は8.7%(同8.5%)、離職率は8.6%(同8.3%)と、引き続き入職超過となったが超過幅は縮小してきている。
2)入職・離職率を男女別にみると、男は入職率が7.2%(前年同期7.2%)、離職率が7.2%(同6.9%)、女は入職率が11.1%(同10.6%)、離職率が10.8%(同10.5%)となった。
3)入職・離職率を就業形態別にみると、一般労働者は入職率が7.3%(前年同期7.1%)、離職率が7.2%(同7.0%)、パートタイム労働者は入職率が15.4%(同15.2%)、離職率が15.1%(同14.5%)となり、いずれも入職超過となった。
4)主な産業別に入職・離職の状況をみると、入職率は卸売・小売業,飲食店10.7%、サービス業10.3%、建設業9.3%、製造業5.6%となり、離職率は卸売・小売業,飲食店10.3%、サービス業9.8%、建設業9.0%、製造業6.2%となった。製造業では離職超過が続いている。

2 入職者の状況
  −新規学卒入職者は減少−

1)入職者を職歴別にみると、転職入職者約197万人、未就業入職者約165万人となった。転職入職率は4.8%(前年同期4.5%)、未就業入職率は4.0%(同4.0%)となり、前年同期と比べると転職入職率は0.3ポイント上昇した。
2)新規学卒入職者は約84万人(前年同期約91万人)と、減少している。入職者に占める割合は23.2%(同25.8%)となった。
3)転職入職者の賃金変動別構成比をみると、賃金が前のつとめ先に比べ「増加」であった者の割合は、33.1%(前年同期29.5%)となり、前年同期と比べると3.6ポイント上昇した。また、離職期間別構成比を前年同期と比べると、3ヵ月未満の各区分で上昇した。

3 離職者の状況
  −離職理由は「個人的理由」が上昇−

 離職理由別構成比をみると、「個人的理由」が66.0%(前年同期64.1%)で最も高く、次いで「契約期間の満了」が10.6%(同12.1%)、「経営上の都合」が9.0%(同11.1%)となり、前年同期と比べると「個人的理由」の割合が上昇し、「経営上の都合」「契約期間の満了」の割合がそれぞれ低下した。

4 未充足求人の状況
  −欠員率は3年ぶりに上昇−

 平成12年6月末現在の未充足求人数は約48万人(前年約32万人)で、欠員率(在籍常用労働者に対する未充足求人の割合)は1.1%(同0.8%)となり、3年ぶりに上昇した。うちパートタイム労働者の未充足求人数は約14万人(同約7万人)で、欠員率は1.9%(同1.0%)となった。

調査結果